歯ブラシをいやがるお子さん、多いですね。
「自分みがき」ではまだ十分きれいにできない小さなお子さんに、仕上げみがきをさせてもらえないと、たしかにむし歯が心配です。
そういうときには、奥の手があります。
フロスを使ってみましょう。フロスだと意外にいやがりません。
とくにおすすめなのが、奥歯までお掃除しやすいYの字形の柄が付いたフロス。Sタイプが小さなお口にピッタリです。
糸だけのふつうのフロスでは、指に巻いて使おうとするとお子さんのほっぺが邪魔になり、奥歯の歯間に通すのはとても難しいものです。でもこのタイプなら、奥歯の歯間までトントントンとラクに通せて、乳歯のお口に特徴的な前歯や奥歯の歯間にできるむし歯を効果的に防ぐことができるのです。
お子さんの仕上げみがきは、まずは「いやがられない」「警戒されない」ことが大事です。とくに小さなお子さんは、上唇の裏にある小帯が大きく、歯ブラシのヘッドが引っかかりやすいために、痛がって仕上げみがき嫌いになってしまうことも多いのです。
もちろん、全体をブラッシングしてからフロスを使うのが理想ですが、「いやいや」が強まる時期は、お子さんの「自分みがき」とフッ素、そして「フロス」で上手に乗り切りましょう。
いずれ聞き分けの良い年齢になるまでの辛抱です。