少し年齢が進むと、若いころとくらべて急激にお口全体の様子が変わってくるかたがいます。
特に目立つのが、“歯周病”による歯の喪失です。
歯周病は、あごの骨が炎症によって少しずつ失われていく病気で、ひどくなると歯がグラグラして、ついには抜けてしまいます。
徹底的にプラークや歯石を取り除いて治療をすれば、炎症を取り除くことができますが、一度失われたあごの骨は、再生治療などを行わない限り、まず回復しません。
【症例:重度の歯周病に悩んでいらっしゃる方】
歯周病に悩まれている35歳程の方を例にしてみましょう。
前歯がグラグラし、前にせり出しています。歯間が開き、歯ぐきは腫れウミも出ています。まずは徹底的に歯周病を改善させましたが、救える歯は少しでした。
極力患者さんの歯が残るようにしなければなりません。
残して使える歯と、残せない歯が混在しています。そこで必要な場所にインプラントを埋め込み人口の歯冠をかぶせ、残せる歯は極力残して治療しました。
このような症例に対してもインプラント治療は効果を発揮しますが、それよりも早めの歯周病治療をして少しでも健康的な歯を残せるお手伝いができればと思います。
<歯周病治療について>
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<歯周病治療 予防ポイント >
・軽い段階の『歯肉炎』であれば治ります。
・歯周病の進行度は?
・歯周病の治療は早いほど有利!
・歯周病治療後のメインテナンスの仕方
・歯周病菌(ジンジバリス菌)とは?
・歯がしみる原因は?