薬の飲み方を間違えると、効きすぎたり効かなかったりするだけではなく、副作用をひき起こすことがあります。
薬によって気をつけるポイントは異なりますので歯科医師の指示にしたがって服用しましょう。
<間違った飲み方について>
・牛乳と一緒に飲む
牛乳は胃散を中和するため、腸で溶けるよう工夫されている薬(抗菌剤など)が胃で溶けてしまい、十分な効果が得られないことがあります。また、牛乳のカルシウムやたんぱく質が薬の成分と結合して、体内で薬の効果が発揮できなくなることがありますので一緒に飲まないようにしましょう。
・噛み砕いて飲む
多くの錠剤はコーティングされています。苦味やにおいを抑えて飲みやすくするためであったり、胃で溶けずに腸で溶けるようにするため、また、成分が少しずつ溶け出して効果を長く保つためなどの理由からです。噛み砕くと十分な効果が得られないことがあります。
・寝そべって飲む
寝そべったまま飲むと、薬が胃まで届かないことがあります。食堂にひっかかった薬が炎症を起こすことがありますので、薬を飲む時は上半身を起こしましょう。また、飲んですぐ横になると薬が逆流することもありますので、薬を飲んだあとはしばらく起き上がった姿勢でいると良いでしょう。